樹脂の造粒方法
後続の製品を加工しやすいために、通常の場合では、回収したプラスチック製品をペレット形状に製造します。この樹脂ペレット加工はペレタイズまたはリペレットと言います。一般的に破砕・粉砕・洗浄などの製造工程を進めて、その半製品を造粒機に投入し、高温高圧で溶融してから押し出し、粒状に製造します。ペレット化の方法として、ダイスから押し出した後に温かい状態のまま切断するホットカット、紐状を水で冷やして引き取り切断するストランドカット、ダイスからの出口を水で密封して、その中で切断する水中カット(アンダーウォーターカット)などがあります。これらの方式によりペレットの形状も違ってきます。
ホットカット
カッターブレードをダイスの前面に接して回転させ、押し出されるストランドを空中で切断すること。
ストランドカット
ダイスから溶融樹脂を細かいひも状(紐状)に押し出し、水槽へ引き込み冷却し、その後ペレットに切断すること。
水中カット
カッターブレードをダイスの前面に接して回転させ、押し出されるストランドを水中で切断すること。